結納辞典

女性側の本音



当然結納返しはあると思っていたのに

私の旦那は婿養子です。結納は私の方から100万円を納めました。その際相手方の親から「結納返しは何がよいか?」と聞かれ、お金が良かったのですが、ハッキリ言うのもいやらしいと思い「特にはいりません」と答えてしまったのです。そうは言ったものの当然結納返しはあると思っていたのですが、3年経った今でも何のお返しもありません。普通は婿養子を貰う側は結納返しというものは頂けないものなのでしょうか?私はけじめとしてやっぱり頂きたいです。

  この方のケースは婿養子の場合ですが、婿養子以外にもこのようなケースは多いのでは・・・。


『結納返しは半返し』と言われた

母(埼玉県)は1割程度が普通だと言っています。
しかし、
彼のご両親(千葉県、出身は関西)は半返しをするものだと言っているらしいのです。
関東地方では半返しをしないといけないものなのでしょうか?

『関東では半返し』という記述が本やインターネットにはよくあるのですが、1割程度のお返しをされる方も多く、北関東から東北にかけては1割程度の方が大半を占めています。

彼側にもこちらの親の考えなども相談して、1割程度でご納得いただけるのであればそれでよいでしょう。
先方があくまでも半返しをと望んでおられるようであれば、それに従うのが得策かもしれませんね。

結納というのは、娘さんにお嫁に来てもらうかわりに、ここまで育てられた新婦側の両親に対して誠意を形やお金にして贈るものであって、お返しを期待して贈るものではありません。
またそれを受けとった新婦側はその気持ちに応え、幾分かのお返しをするというのが結納返しの本来のカタチであります。

関東の中でも特に東京(すなわち江戸)はいろんな地方から集まった地域で、すべてにおいて合理性が高く(地方に比べると嫁入り支度にかける費用が少ない)、結納返しも東京を中心に発祥したと思われます。